ジムニーエイト SJ20F ”ハイロンサム号”再生記


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さてさて自分の車両が未完成、SJ20Vはボロサビ、JA51は未だ廃車のまま机上Custom中という状況の中での新連載です(2009年1月連載開始)。車両は2007年11月に搬入され、牛歩の再生が続けられています。
 ご存知の方も多いかとは思いますがこの車両は8共済メンバーである滋賀県の”ハイロンサム”さんの愛機。当頁にも何度か登場する名前ですし、それ以上に「ジムニー・プラス 2007年5月号」にて掲載された事で有名なクルマです。元々氏はエイト乗りでしたが、トライアルを極めんとするうちにボディカット。後に前転し、部品を残して廃車。二台目のエイトとして購入したのがこの車両です。しかし前オーナーが容赦なく楽しんだうえに、恐怖の青空駐車。だんだんと溶けゆくボディにプラネタリウムと化したフロアー。

 このままでは、溶けて無くなる

 と、いうことで不肖ワタクシめが”適当に”修理して差し上げようという企画。と、いうのも氏は共済の部品調達係りとして相当な負担を強いているうえに、当方としてはお世話になりっぱなしなのである。白いエイトのボディタブなんぞは、氏の協力なくしては手に入らなかったもの。そこで、少しでも恩返しを!という事で格安修理を打診した次第。

 作業に関しては

 「最低限の部品代は頂き、納期未定の気が向いたとき作業、8manoのセンスに全てお任せで、しかも自由に実験しても良い。」「あくまでもクロスカントリービークルであり、オリジナルには拘らない事と、ボディ色はオーナーの意向に沿うものとする。」

 という条件の下で作業を進めるものとします。8共済は部品と技術、知識を無償供給し合う集まりですので、工賃などはかかりません。私の技術が受けた恩の対価となり得るかは微妙ですが、頑張って修理してみたいと思います。

お約束:現状確認
 では早速、お約束の現状確認から。毎回極上と勘違いしてみたり、他人様から譲り受けた(しかも格安で)クルマをボロクソにサビ鑑定するという人気のコーナーです。

 ではいってみよう


 
 さて、中々味のある(酸味)ボディ。滋賀45ナンバーが雰囲気ですが移動に一苦労。アクセルペダルはどこよ?

 
 ありましたねぇ

 
床に

 表側のバッテリートレーが溶けるついでに溶け、ペダルは夜逃げしようとしましたがワイヤーで繋がれていて逃げられなかったのでしょう。因みにビニール紐がアクセレーターという仕様です。そして驚くべき事に「実動車」なんですコレ。


 
 お決まりのココです。ミラーがヘンな所に付いていたので、即外しました。普通に緩むネジは0本です。

 
 ボンネットはアルミと鉄の複合素材。最先端の先端です。効能は・・・・・・・・・・

 
 鉄部の崩壊。

 
 サイドシルは地形によって変形するシステム。

 
 フェンダーもナロー化して、クロスカントリーフィールドにローインパクトな設計。

 
 なお、このボディは自動的に消滅する。

 
 三方向に開くヒンジと水抜き穴を増設した荷台。全て自動的に改良された部分。


 と、まぁ冗談ばかり並べていますが、こういう車体です。サビ鑑定 サビ度12 凹度9 オーナーの名誉の為に記しておきますが、この突撃系ボディは以前の持ち主によるものであり、氏はクローリングでの渋い走りを好むベテランです。
 現時点で搬入から一年以上経過していますが、今後少しずつですが連載を続けてゆく予定です。と、いうかちゃんと直せるのか???????
 

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